発酵

発酵

私たちの生活に欠かせない「発酵」

発酵は、あらゆる食品や化粧品などに使用されていますよね。 日本人が愛してやまない「納豆」や「味噌」 そして、「米ぬか」などを使用した化粧水など、多くの発酵技術が日本の文化や美容を支えているのです。 ですが、「発酵を言葉で説明してください」と言われると、多分ほとんどの方が答えられないと思います。 そんな発酵に関する基礎知識と、常在菌と言われている「善玉菌」「悪玉菌」について今日はわかりやすくご紹介していきましょう。

発酵とは

ヨーグルト

発酵というと、思い浮かべるのはチーズのような乳製品ですよね。 ヨーグルトやチーズといった乳製品の多くは、「発酵」して作られています。 以前大流行した「カスピ海ヨーグルト」も、種菌に牛乳を加えて発酵させることで簡単に増えるということで、ご家庭でも作られた方はとても多いでしょう。 「発酵」と「腐敗」というのは紙一重で、人間にとって良い菌(微生物)が増えると発酵。 そして、悪い菌(微生物)が繁殖してしまうと腐敗に繋がります。 有意義な菌を増やして「分解」するのが「発酵」となります。 ヨーグルトは乳酸菌で発酵 市販のパンの多くはイースト菌で発酵 味噌は麹菌・納豆は納豆菌で発酵 このように、有意義な菌(微生物)がいないと発酵は行われず、雑菌が繁殖して腐敗します。

善玉菌とは

善玉菌

私たちの腸内には「善玉菌」という常在菌がいます。 常在菌とは、文字通りいつも存在している菌で、善玉菌は腸内環境を整えてくれるとても大切な菌です。 薬が飲めない赤ん坊の腸内は9割が乳酸菌で占めていると言われており、体の健康を守るようにできています。 年齢とともに善玉菌が減少していき、腸内環境が乱れることにより下痢や便秘など腸のトラブルを頻繁に引き起こしやすくなります。 善玉菌を増やすには、餌となるオリゴ糖を摂取するのが有名ですが、食物繊維も善玉菌に有意義に働くので、キャベツやセロリなどがオススメです。

悪玉菌とは

善玉菌

悪玉菌は、善玉菌とは真逆の常在菌で、私たちに害を与えます。 健康な人間の腸内は、善玉菌と悪玉菌のバランスを上手に保ちながら腸内環境を整えますが、悪玉菌が勝ると腸内環境は悪くなり、便秘や下痢などを頻繁に引き起こすようになり、体に悪影響を与えます。 悪玉菌が増えてしまう主な原因は食生活です。 私たち日本人の食生活は、近年大幅に変化して「欧米化」してしまいました。 肉類や脂質が多い欧米化した食文化は、私たちの腸内で悪玉菌を知らない間に増やしているので、悪玉菌を増やさないためには食生活を主体にする生活習慣の見直しが大切です。

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