発酵食品の種類、菌の種類と特徴(調味料編)

発酵食品の酢

料理に欠かせないのが調味料ですよね。 私たちの身近な調味料は、発酵して作られたものがたくさんあります。
そして、発酵調味料を使用しているのは日本人だけではありません。 アジアを中心とする様々な国で重宝されています。
今日は、そんな発酵調味料の特徴や用いられている原料。 また、魅力について見ていきましょう。

発酵調味料の代表的な商品

発酵調味料として、とてもメジャーなのが、

みりん

醤油
味噌

このようになっています。
そして、近年話題になっている「塩麹」も発酵調味料であり、食材を柔らかくジューシーに仕上げる特性を持っていますよね。
他にも、韓国でよく使われている「コチュジャン」や、生春巻に使用されている「ニョクマム」。 そして、少し癖のあるタイ料理の定番「ナンプラー」も発酵調味料ですね。

発酵調味料の作り方

では、代表的な発酵調味料を例に、発酵調味料の作り方を見ていきましょう。

「みりん」

和食に欠かせないのがみりんですよね。 煮物にコクを出したり、甘味としても利用します。
みりんは、「もち米」「米麹」「アルコール」この3つを原料に2ヶ月間ほど発酵します。
アルコールとして使用されている原料は、一般的に焼酎ですが、「みりん風味調味料」に関してはアルコールは配合されておらず、製造工程も異なります。 そのため、みりんとみりん風味では、作る料理も完成した味も大きく異なるのが現状です。

「酢」

酢

酢は、万能調味料の一つですよね。 味付けとして利用するだけでなく、素材を柔らかくしたり、あっさり仕上げるコツとして、大活躍してくれています。 基本的な酢の原料は、「蒸した米」「米麹」「水」「種酢」「酢酸菌」などとなっており、これらを用いて発酵させながら作ります。
酢には、米酢だけでなく、りんご酢や黒酢などもあり、調味料ではなく健康飲料としても使用されています。

発酵調味料には栄養はあるの!?

発酵は体によいと一般的に考えられていますが、果たして発酵調味料は体にとって良いのでしょうか。
味噌 発酵調味料の中で体に良いと言われているのは先ほどご紹介した「酢」や大豆を用いた「味噌」などですが、なぜこれらが体に良いのかというと、その秘密は原料にありました。
まず、味噌には大豆が含まれており、大豆には大豆イソフラボンなどの健康に役立つ成分が含まれています。 大豆イソフラボンには、ホルモンバランスを整える効果もあることから、女性には特にオススメな成分です。
次に酢には「クエン酸」が成分で配合されています。 このクエン酸は、美肌効果など女性が喜ぶ効能以外に、疲労回復効果がとても期待されており、特に夏場の体力消耗などにはよく使われています。
発酵されているから体に良いというよりは、配合されている原料や、発酵したことで得られる成分が体に嬉しい効果を発揮してくれるのですね!

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