食中毒菌について

腐敗

あなたは今まで食品を食べて体調を崩した経験はありませんか。

腐敗

発酵が進みますと腐敗に進行します。
発酵と腐敗は、成分が分解されることには変わりありませんが、大きな違いは、
「発酵」は、体にいいものが作られる
「腐敗」は、体に毒になるものが作られる
というところです。

一般的に、腐敗したものを食べてしまったとしても、食中毒にならないことがほとんどですが、中に問題のある病原菌が毒素を生成した場合、

食べ物が原因で嘔吐・腹痛・下痢などを引き起こすことを「食中毒」といいます。
この食中毒を引き起こす菌は世の中に沢山あり、特に冬になると旬を迎える「牡蠣」に関してはノロウイルスの危険性があります。
ノロウイルスは、冬に流行する感染症の1つでもありますが、よく言われているのが、十分に加熱していない牡蠣を食べることで感染する危険性があるということで、これを回避するためには中心部まできちんと加熱する必要性があります。 つまり、生牡蠣が好きだという方はリスクが高いということですね。
今日は、このような食中毒を発症する「食中毒菌」についてご紹介していきますので是非参考になさってくださいね。

食中毒菌の種類と特徴

世の中には多くの食中毒菌があります。 菌ごとに特徴をご紹介していきますのでご覧下さい。

「サルモネラ菌」

サルモネラ菌は、主に鶏肉で発症すると言われています。 鶏肉だけでなく、鶏の卵にも菌がいる可能性があるので、感染を防ぐためには十分な加熱処理が必要です。 サルモネラ菌は、80度1分で死滅する非常に熱に弱い菌となりますので、特に夏場などの菌の繁殖に最適な時期というのはしっかりと加熱してください。

「病原性大腸菌」

腹痛

病原性大腸菌というと、有名なのがO-157ですが、この菌により小学校で集団感染を起こした事例もあるほど、菌の威力はとても高いのが特徴的です。 病原性大腸菌は他にもいくつもの種類がありますが、嘔吐・腹痛・下痢などを強く引き起こし、さらには出血なども見られますので、疑いがある場合は申告してから医療機関を受診してください。

「コレラ菌」

日本ではあまり見ないのがコレラ菌ですが、エビや貝類に含まれています。 とくに海外旅行などで感染する事例が多いので、しっかりと加熱して生で食べないのが大切です。

「赤痢菌」

以前は日本でもかなり敏感に気にされていたのが赤痢菌です。 生野菜などに含まれていることが多く、汚染水でも感染します。 赤痢菌は激しい腹痛・血便・嘔吐を繰り返しますので、いつもとは明らかに違うような激しい症状を発症した際には疑われる食中毒菌です。

まとめ

この他にも、様々な食中毒菌はあります。 腸炎ビブリオや黄色ブドウ球菌なども有名ですし、私たちの身近には多くの食中毒菌が存在します。 このような菌をしっかりと認識して、正しい対処法を知っておくことが、万が一の予防法にもなりますので、是非参考にしていただき、ご自身や家族の健康を守ってくださいね!

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