豆乳クリームは豆乳に何か乳製品を加えてクリームのような形状にするだけの製品ではありません。
※従来と同様に大豆を原料としていることには変わりありませんが・・
豆乳クリームの作り方ですが、まず最初に加工処理を行い、水分をプラスしていきます。ここまでの工程は豆乳と豆乳クリームで製造工程に変わりはありません。 そこから不必要な皮などを除去していき、USS方式と呼ばれる特殊な加工分離処理を行っていきます。 牛乳のように簡単に脱脂乳と生クリームに分けられない大豆の場合、遠心力を加えただけでは分離することは不可能でした。 そこで取り入れられた製法がタンパク質を分離させること。 大豆にはタンパク質が含まれていて、親水性と新油性の分離を図ることで、液体状の低脂肪豆乳と固体状の豆乳クリームに分けることに成功しました。
分離された豆乳クリームの成分とは
固体状に生成された豆乳クリームは成分が低脂肪豆乳と分かれてしまうのではないかという懸念が持たれていますが、タンパク質、炭水化物、脂質なども豊富に含まれています。 また、体内で血行促進効果や筋肉の増幅に必要な必須アミノ酸を生成してくれるビタミンやミネラルも多く含まれています。 健康面を考えても悪玉コレステロールを下げる作用が期待でき、太りすぎの方や高血圧症の方など中性脂肪を軽減させるのにとても有効な存在が豆乳クリームにも含まれています。
<作り方>
- ・泡豆腐の素 40g
- ・豆乳 200ml
材料を混ぜ、泡立て器てまんべんなくかきまぜます。
固まってきたらできあがりです。
生成された豆乳クリームの特徴とは
豆乳クリームのおかげで、食べやすさがグーンとアップしたということが言えそうです。 豆乳だとちょっと味が独特で飲みにくいという声があり、大量に摂取するのが難しいという意見が聞かれます。 また大豆から生成されるオカラは健康に良いというメリットがある反面、パサパサとした食感がネックとなっていろいろな食材に混ぜても食べにくいというデメリットがありました。 しかし、豆乳クリームなら口当たりの良さとなめらかな食感のおかげであらゆる食材に混ぜ込んで使用することができ、特にスイーツなどでクレープやホットケーキの生地に混ぜ込むことが容易になってきました。 健康面と食べやすさの両面を兼ね備えた食材として、今後スタンダードな存在になっていく可能性を十分に秘めています。 大豆製品はそのまま食するには多くの量は難しい部分がありますが、豆乳クリームなら気軽にどのような食材にも混ぜて多くの摂取が可能になってくるはずです。
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