アナタは肥満?それとも隠れ肥満?
ダイエットの話題で必ず登場するのが皮下脂肪 / 内臓脂肪という2種類の脂肪。見た目はそんなに太っていないのに健康診断で内臓脂肪を注意されるという〝隠れ肥満〟の人は意外と多くいます。
隠れ肥満を見分けるセルフチェックの方法として簡単にできるのが〝つかめる脂肪〟の量を確かめるという方法。人間の腹部をCTで輪切りにして見た場合の構造は、外から①皮下脂肪 ②腹膜③内臓脂肪+内臓 という順番になります。
一番外側についている皮下脂肪は外からつかむことができるので、つかめる部分が多い人は皮下脂肪が多いということになります。
一方、外からつかめる部分はないけれどお腹自体は出ている、という場合には内臓脂肪が多いということになります。(※つかめる部分、つかめない部分も両方多い!という人は内臓脂肪 / 皮下脂肪の両方が多いということ!)
ビール腹はビールが原因ではない?
内臓脂肪が多い人の特徴であるポッコリおなか=ビール腹 =原因はビール、と思っている人がほとんどですが、実はこれはまったくの間違い。現にビールを全く飲まないという人でもこのポッコリおなかになっているという人は多く、ポッコリおなかの原因は摂取カロリー量が代謝量をオーバーしていること、に他ならないのです。
肥満の原因は食べ物だけではない?
体脂肪を減らすにはまず食生活の見直しを…と言われることが多いですが、それと同時に鍵となるのが日々の生活で消費されるエネルギー量。食事制限によって摂取カロリーをおさえても消費エネルギーが少なければなかなか脂肪を落とすことができません。運動選手がものすごい量の食事を摂っても太らないのは消費カロリーが摂取カロリーを上回っているからですね。現代人の一般的な生活スタイルとしては代謝は落ちやすいというのが現状。代謝が落ちると消費カロリーが少なくなるので脂肪として蓄えられやすいというわけですね。
その原因となるのが次のようなもの。
仕事では椅子に座るなどじっとしている事が多い。
ゼロコーラのような人工甘味料を使った飲み物を飲むことが多い。
お風呂はシャワーで済ます事が多い。
男女で内臓脂肪のつきやすさに差はある?
同じものを食べていても、内臓脂肪のつきやすさは男女によって異なります。端的にいうと内臓脂肪は男性のほうが断然つきやすいという特徴があります。女性の場合にはエネルギーを貯蓄する場所として、皮下脂肪が優先されるので、内臓脂肪にはつきにくいと考えられています。
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