来るべき幸せな日々を指折り数えて過ごすひととき。
赤ちゃんを待ち望むプレママさんという特殊な期間を、安全に乗り切ることには誰しも気を使います。
まして、口にするものはおなかの赤ちゃんにも直結する問題ですね。
お医者様からはカフェインの制限を指示され、コーヒーや紅茶についてはよく聞いていると思います。
ここではあまり知られていないココアについてお話しましょう。
気になるカフェインについて
子どもからお年寄りまで飲めるイメージですが、実はカフェインが含まれています。
どのくらい含まれているのか調べてみると、メーカーによってその数値は様々で1杯あたり10~50mgとかなり幅があります。
ちなみにコーヒーのカフェイン量は100mg~150mgですから、相当な差はありますがそれでも気になりますね。
市販されているものには、ピュアココアと調整ココアがあります。
純粋なココアパウダーであるピュアココア、ミルクや砂糖が添加された調整ココアと種類も多く発売されています。
カフェインの最も多いのはピュアココアですので、調整ココアの成分表を確認すればよりカフェイン量が少ない商品を選ぶことができます。
基本的には一番数値の高いものでも、1日に3杯程度までならば健康上の問題はないとされています。
また、最近ではカフェイン量をほぼ0%近くまで抑えた商品も販売されています。
プレママが飲むメリットは?
妊婦さんが飲むことについては、メリットの方がずっとあります。
まずその栄養価の高さです。
高いタンパク質はおなかの赤ちゃんとママの健康に、もっともかかせない成分です。
タンパク質は人間の身体を形作る土台となります。
どんどん発育する赤ちゃんとママ、2人分の良質なタンパク質を常に補わなければなりません。ココアで美味しく手軽に補給することができます。
しかしすごさはそれだけではありません。
豊富に含まれるカルシウム、マグネシウム、銅、亜鉛などは、崩れがちな妊娠中の体内バランスを整えて、正常な状態を保ってくれます。
またポリフェノールは活性酸素を抑制し、体内の毒素の発生を止めてくれます。
抵抗力にも大きく作用しますので、薬の飲めない妊娠時期に必須な成分ともいえます。
テオブロミンはココアを飲んだとき、ホッと感じる気分の源となる成分です。
精神を安定させ、妊娠中の不安や気がかりを解消してくれる役わりをこなします。
さらに、大きくなるおなかに押されて滞りがちなお通じについては、食物繊維が助けてくれるのです。驚いたことセロリやゴボウといった野菜以上のリグニンと呼ばれる繊維が豊富に含まれています。
そしてさらなる特質としては、しょうがを上回るほどの身体を温める効果です。血液の循環が良くなるということは、へその緒を通して赤ちゃんにもたっぷりと酸素やその他の大切な栄養を送り届けることができるということです。
ココアに含まれる数多くの成分が、ママと赤ちゃんの健康を守ってくれるでしょう。
ただ、カロリーには注意が必要です。
牛乳の代わりにスキムミルクや低脂肪乳に切り替え、甘さ控えめを心がけてください。
ココアの香りに包まれておなかの赤ちゃんとともに、心穏やかな毎日を送ってくださいね。
この記事へのコメントはありません。