スーパーフード「グレープシードオイル」とは

グレープシードオイル

グレープシードオイルはブドウの種から採れる油で、ビタミンEや抗酸化物質が豊富なスーパーフード。ちなみにグレープシードオイルは、ワインを作るときに出てくるブドウの種を原料にするため、ワインと同じような産地で作られることが多いです。

グレープシードオイルの魅力

1.ノンコレステロール

グレープシードオイルはコレステロールを含まない食用油ですから、ダイエット中の人やコレステロール値が気になる方にもピッタリのスーパーオイルです。












2.酸化を抑える成分がいっぱい

スーパーフードの代名詞「抗酸化物質」が多く含まれていることも、グレープシードオイルの魅力。抗酸化力のあるビタミンEがオリーブオイルの最大2倍ちかく含まれているだけでなく、そのビタミンEの何十倍もの抗酸化力があるプロアントシアニジンまで含まれています。

3.ボディケアにも使える

グレープシードオイルは、クレンジングやアロマエステなどに使われている化粧品(美容オイル)でもあります。体の中と外の両方から美容と健康を支えてくれる、まさにスーパーフード。

 


グレープシードオイルの食べ方

グレープシードオイルは風味が穏やかなので、料理の味を損ないません。だから幅広いメニューに使えますし、ビタミンEが豊富なので酸化しにくく、保存の面でも利便性のある油です。さらに、プレミアムオイルの中でも加熱調理に使えるのもメリット。スモークポイント(煙がでる温度)が250℃ですから、揚げ物油にすることだって可能です(少しもったいない気もしますが・・・)。

そんなグレープシードオイルの定番の使い方はドレッシングやマリネといったところですが、加熱調理にも使えますので、スペイン料理の「アヒージョ」なんかにも利用できます。スペイン産のワインとグレープシードオイルのアヒージョで地中海の香りを楽しむのも面白いですよ。

 


グレープシードオイルの選び方

グレープシードオイルが加熱や酸化に強いとはいえ、全く変質や酸化しないわけではありませんので、できれば「低温圧搾」と呼ばれる非加熱製法で搾油されたものの方が品質面で安心です。

なお、油の搾り方(抽出方法)には、上記の低温圧搾のほか、高温圧搾や溶媒抽出といった方法があり、製法の違いが風味や成分組成に影響を与えます。ちなみに、日本の大手オイルメーカーから出ているグレープシードオイルなどに「ブドウの種から絞った」などと書かれているものがありますが、正確には「絞った」のではなく有機溶媒を使って抽出した「溶媒抽出」のグレープシードオイルもあるようです。

こういった製法の違いに加え、産地やぶどうの種類の違いで、色などの見た目や風味、成分の含有量なども微妙に差がでます。特に、精製されたものと未精製のものでは、色や風味がかなり違います(精製されたものは、色が淡く風味も弱いものが多いです)。

チリ産のものは緑色がかっていて、ビタミンEの含有量も多いと言われていますが、イタリアやフランスなどの産地のグレープシードオイルにビタミンE含まれていないわけではありません。ビタミンEだけにこだわらず、ご自分の好みに合わせたグレープシードオイルを探してみるのもいいかもしれません。ちなみに、パイナップルも抗酸化力がつよく飲む日焼止めなどに使われている成分です。例)やかないサプリ 参照 http://e-minori.jp/

 


グレープシードオイルの豆知識

1.食用と化粧品用の違いに注意

グレープシードオイルは食用だけでなく、アロマエステ用のオイルなど化粧品用でも販売されています。こういったグレープシードオイルは食用として製造されたわけではありません。化粧品用のグレープシードを誤って口にして、何らかのトラブルが起こるかもしれませんので、購入時には注意するようにして下さい。

なお、食用のものをヘアケアやクレンジングなどに使われる方もいらっしゃいますので、代用できないわけではないと思いますが、食品を化粧品として販売する行為は法令違反ですので、そういった販売を行っている業者からは商品を購入しない方が無難かもしれません。

2.グレープシードオイルはスーパーフードと呼べるか?

スーパーフードの関連団体や雑誌などの情報を見ていても、グレープシードオイルがスーパーフードとして扱われているのをほとんど見かけません。

たしかに、ヘンプシードオイルやフラックスシードオイルなどのようにオメガ3脂肪酸を豊富に含んでいるわけではありませんし、スーパーフードの定義そのものがあいまいなため、グレープシードオイルがスーパーフードになるのかどうか、実際は微妙なところでもあります。もしかすると、グレープシードオイルはスーパーフードとしてはあまり認識されてないか、スーパーフードとして認められていないのかもしれません。

しかし、抗酸化物質を比較的多く含むという点では、まちがいなく機能性をもつ植物油ですし、ノンコレステロールで有害性も低いと考えられるオイルですから、当サイトではスーパーフードとして紹介致しました。

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