内臓脂肪の性質って?
健康診断で皮下脂肪ではなく内臓脂肪について言及されることが多いのは、内臓脂肪が臓器に及ぼす影響が大きいからです。
内臓脂肪は肝臓や腸の周囲を覆うようについているのが特徴です。
食事の栄養分は腸から吸収されますが、そこでまず貯蓄されるのが内臓脂肪。逆に空腹でエネルギー源が確保できないときにまず消費されるのも内臓脂肪なんです。つまり内臓脂肪はつきやすく、落ちやすい脂肪だということになります。
皮下脂肪の性質って?
皮下脂肪は皮膚のすぐ下にあり、寒さから臓器を守るなどの働きをしている脂肪でもあります。寒くなると皮下脂肪が増える、というのはそのためですね。
またエネルギー代謝が活発に行われる臓器からは離れた場所にあるため、簡単には消費することができません。
女性の場合は皮下脂肪がつきやすい性質がありますが、これは妊娠時に腹部が急激な温度変化にさらされないようにするための性質によるものです。
内臓脂肪と皮下脂肪はよく貯金にたとえられます。
貯蓄 / 消費がされにくい皮下脂肪が定期預金
というワケ。覚えやすいですネ。
内臓脂肪はいつ消費されるの?
内臓は機能を維持するために常にエネルギー代謝を行っているので、内臓脂肪はそのエネルギー源として消費されます。とくに空腹状態でエネルギー源が不足している時には優先的に内臓脂肪が消費されます。
皮下脂肪はいつ消費されるの?
内臓脂肪が消費されやすい脂肪なのに対して、皮下脂肪を消費するのは簡単ではありません。基本的には〝非常時のたくわえ〟として体の外側に貯蓄されている脂肪なので、これを燃焼するためにはかなり地道なカロリーコントロール / 運動が必要になります。
自宅で内臓脂肪を測定するには?
もちろん健康診断や人間ドックの検査を受けることで内臓脂肪の量を知ることはできますが、頻繁にチェックしたいという時に便利なのが体重体組成計。
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測定できるのは体重 / 体脂肪 / 内臓脂肪の3項目です。数年前までは体組成を計測するためにかがんだり、付属のハンドルを持ち上げたりするといった動作が必要でしたがこのモデルではそういったアクションをする必要がなく、複数の人を自動で識別する機能もあるので面倒な設定などが一切必要ないところがGood。
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