アルガンオイル並みの美容効果があると注目されているマルラオイルは、南アフリカに生える「マルラ」という植物の実から採れる油です。あまり日本になじみのない植物ですが、マルラを使ったリキュール「アマルーラ」は日本でも有名かもしれません。
マルラオイルの美容効果
マルラオイルはオリーブオイルやナッツ系オイルに多く含まれるオレイン酸の割合が70%以上と非常に高く、ビタミンCやEも豊富。ビタミンCはオレンジの4倍、ビタミンEはオリーブオイルの10倍とも言われ、評価に値する健康油です。
ただマルラオイルは、食用オイルよりも美容アイテムとして注目されており、主に乾燥や肌荒れ、シミ・しわ対策としてスキンケアに用いたり、頭皮ケアやヘアケアに利用されます。ちなみに、紫外線の影響を受けやすい南アフリカの人々は、マルラオイルで全身を保湿したり、赤ちゃんのボディケアに使用したりするそうです。
マルラオイルの使い方
数滴を手のひらにのばして、体温で軽く温めます。それから肌や髪の毛、かかとなどケアしたい部分をマッサージするようなイメージで優しくなじませていきます。
基本的にオイルだけで十分な美容効果を得られますが、化粧水などを併用する場合は、マルラオイルよりも前に使用して下さい。
マルラオイルは食べられる?
南アフリカの部族のなかには、マルラの実やオイルを栄養源として利用している人々もいるそうです。ただ、マルラオイルを食用で使うには、少し高額すぎるかもしれません。また、日本で売られているマルラオイルのほとんどは化粧品・キャリアオイル用ですから、そういったものは誤って口にしないようにしましょう。
なお、マルラの実は熟すとアルコール発酵するため、口にした動物は酔っぱらってしまうそうです。