南アメリカ大陸の南端にあるパタゴニア地方にのみ自生している植物がマキベリー。アントシアニンなどのポリフェノールが自然界トップクラスのスーパーフードで、非常に高い抗酸化活性、つまりアンチエイジング機能を持っています。その機能性の高さから、モデルなどの間でマキベリー人気に火が付き、話題を呼んでいます。
マキベリーの魅力
1.ダイエットに有効なポリフェノールが豊富
マキベリーがスーパーフードと言われる一番の理由は、アントシアニンを中心に約7500mgのポリフェノールが含まれているため。その量はアサイーの5倍、ブルーベリーの14倍以上と言われており、スーパーフルーツの王様とも呼ばれることも。
ハーバード大学の研究で「ポリフェノールには、中性脂肪などの白色脂肪細胞をベージュ脂肪細胞という燃焼しやすい脂肪に変化させる働きあり、ポリフェノールを多く含むベリー類はダイエット効果が特に優れた食品である」ことが明らかとなりました。そのため、ポリフェノールの含有量が著しく高いマキベリーは、ダイエットに有効なスーパーフードとして注目が集まっています。
2.抗酸化力が高い(食べる日焼け止めの由来も)
食品の抗酸化吸収能力を示す指標にORAC値というものがあります。このORAC値を比較すると、アサイーの1.6倍、ブルーベリーの4倍と、とても高いのがマキベリーの特徴です。そのため、健康や若さを保ちたいと考える人にとっては、魅力的なスーパーフードと言えるでしょう。
マキベリーの食べ方
スムージー、ヨーグルト、シリアルなどに振りかけるといったポピュラーな食べ方以外にも、ハンバーグやステーキのソースのアクセントにマキベリーを使ったり、ビーフシチューやカレーに混ぜたりと、使い道が豊富なスーパーフードです。
マキベリーの選び方
マキベリーは、生の状態で入手するのが難しいスーパーフード。日本だと、粉末タイプのものを購入するのが一般的です。
このとき、果実全体を粉末化したもの(ホールフード)か、果汁だけ絞ったものを粉末化したものかどうかが、マキベリーの見極めポイントの一つです。マキベリーなどの果実は、皮の部分にポリフェノールを多く含むため、果実全体を粉末化したものの方がポリフェノールの割合が高いと考えらえます。
もう一つの見極めポイントは、フリーズドライで粉末化したものか、スプレードライで粉末化したものかどうかという点。栄養素は加熱すると壊れてしまうものがあるため、非加熱で粉末化するフリーズドライの方が、マキベリーの栄養価を損なうことなく摂取できます。
また、オーガニックや野生採取(ワイルドクラフト)といったより自然に近いものを手に取るのがおすすめです。