フリーカは、若い小麦を焙煎・乾燥させて作られる穀類の一種で、中東や地中海地方が起源といわれています。糖尿病や肥満リスクを抑える低GI食品かつ、食物繊維やビタミンE、鉄分・亜鉛、タンパク質などの栄養素もしっかり含まれているスーパーフードです。
フリーカの魅力
1.低GIで太りにくい
低GI食品に分類されているフリーカは、糖分の吸収スピードが穏やかなので、太りにくいのが特徴。また、グルテン(炭水化物)の含有量も通常の小麦食品より格段に少ないと言われます。そのためフリーカは、低糖質・高タンパクな食事が必要なアスリートやトップモデルの間でも注目されているスーパーフードです。
2.便秘や生活習慣病の改善につながる
フリーカは、雑穀系のスーパーフード「キヌア」よりも食物繊維の量が多いと言われます。食物繊維は腸内環境を整えて免疫力を高めてくれますから、便秘やアレルギー、生活習慣病などの予防に高い効果が期待できます。
3.老化防止や冷え性、肩こりにも
フリーカに多く含まれているビタミンEは、アーモンドの2倍以上と言われています。ビタミンEは抗酸化力が高く、アンチエイジングに役立つほか、血流を改善して冷え性や肩こりを緩和する作用ももっています。
フリーカの食べ方
通常売られているフリーカは、割れた米粒のような見た目をしています。調理方法は単純で、沸騰させた水に塩を入れて炊く(茹でる)だけ。ほんのり香ばしく、もちっとした食感と適度な歯ごたえを楽しめます。主食以外にも、サラダやグラノーラに混ぜる、クランチに使うなど、他の雑穀と同じように利用できます。
フリーカの原産地である中東地方では、フリーカをリゾットのようなおかゆ状にして食べるのがポピュラーとのことですから、風邪を引いたときなんかに、おかゆ代わりにフリーカリゾットで栄養をつけるのも良いかもしれません。
フリーカの選び方
最近はデパートなどでも見かけるようになったフリーカですが、それでも日本ではまだまだ認知度が低く、海外の通販サイトやスーパーフード専門の個人輸入サイトなどで購入するケースも多いです。
選ぶポイントとしては、焙煎技術と品質に定評がある中東諸国で生産されたフリーカを選んでおけば、味や品質の面で外れを引くことはほとんどありません。またその際は、欧米向けに栽培されたオーガニックグレードのフリーカの方が、品質の面では安心です。