スーパーフードとして認められた赤い果実クコの実ことゴジベリーは、不老不死の実として大昔から珍重されてきました。
ゴジベリーはどんな植物なのでしょうか。
またゴジベリーを食べると、どんな効能が得られるのでしょうか。
詳しく知って、ゴジベリーの栄養を摂取してみましょう。
ゴジベリーの生態を知ろう
ゴジベリーは、スグリやブラックベリーのように大きな木になっていると思っていませんか。
実は大木になるというよりは、数年規模で寄せ集まって群れて増えていく群落タイプになります。
葉を虫に食べられてもグングン育つので、どちらかというと丈夫な雑草タイプです。
中国で原生し始めた植物で、ドライフルーツにして、外食で杏仁豆腐や中華粥に添えられているのはよく見かけますよね。
ゴジベリーの実が料理で使われるのがほとんどですが、根っこや葉の部分も漢方薬に使われています。
日本各地でも野山や河川の土手に自生しています。
除草剤が使われていないなら、無農薬でオーガニックなゴジベリーが取れますよね。
どこでも生えているわけではないのですが、一箇所で見つけたらまとまって生えているので、たくさんのゴジベリーが取れます。
長野県の一部の村で、ゴジベリーをお風呂に入れて入浴剤として使う風習もあります。
漢方薬としても重宝されるゴジベリー
ゴジベリーは漢方薬の材料にもなります。
ゴジベリーの実の部分は枸杞子(くこし)、根の部分は地骨皮(じこっぴ)、葉の部分は枸杞葉(くこよう)と呼ばれています。
枸杞子(くこし)は血圧や血糖の低下作用、精神衰弱予防、エネルギーが脂肪に変わることを防いでくれます。
地骨皮(じこっぴ)は抗炎症作用、解熱作用などがあります。
主に、滋陰至宝湯(じいんしほうとう)、清心蓮子飲(せいしんれんしいん)などの漢方薬に配合されます。
枸杞葉(くこよう)は、血圧の低下作用などがあり、ゴジベリー茶にして飲みます。
ゴジベリーを入手して食べてみよう
ゴジベリーはどちらかというと、クコの実という名称でオーガニック自然派のお店で販売されています。
中華料理の調味料エリアによく置いてありますよ。
または、ミックスナッツに混ざっていたりします。
日本で自生するということは、自家栽培も可能です。
庭やベランダにプランターで簡単に育てられます。
ゼリーや杏仁豆腐にのせたり、中華風スープにも添えてみましょう。
ゴジベリーのわずかな酸味が料理を引き立ててくれます。
この記事へのコメントはありません。