アルカリイオン水は健康に良い効果があるため、大変人気です。ここではアルカリイオン水と清掃についてご紹介していきます。
アルカリイオン水には殺菌能力がある
アルカリイオン水は、通常pH7と中性に近い水道水とは対象に、それ以上のアルカリ性を示す水のことです。
通常アルカリイオン水として飲水されるものはpH10未満と決まっており、これに関しても様々な有害細菌を除去する殺菌能力があると考えられています。
pH10以上のアルカリ性を示す水は業務用途で使用されていますが、非常に強い殺菌能力があることが分かっており、特に歯科治療での洗浄や消毒、特殊機械などの洗浄などに使用されているのです。
汚れが落ちるメカニズム
アルカリイオン水でなぜ汚れが落ちるのでしょうか。
アルカリイオン水はその酸性度から物体に対して高い浸透力を持っています。汚れがある場合、汚れの隙間などにいち早く入り込み、汚れを浮き上がらせる力を持っているため、比較的簡単に汚れを取ることが出来ます。
一度汚れにアルカリイオン水が浸透すると、周囲のアルカリイオン水はマイナスイオンで汚れを取り囲みます。同地に汚れとの界面からプラスのイオンを内側に吸収する役割も果たします。界面のプラスイオンが減ってマイナスに近づき、汚れがマイナスイオンで囲まれるので、マイナスとマイナスで反発する結果、汚れを浮き上がらせるのです。
油汚れに関しては結晶化する
油汚れの場合、アルカリイオン水はこの油を分解する力を持っています。鹸化といって、固形の石鹸状物質に変化させることで、ぬめっとした油分を除去して、剥離していきます。分解して鹸化することで、油は再度油には戻りませんから、水を引いたあとも簡単に塊を除去できるため非常に便利です。
合成物質は含まれていない
アルカリイオン水の凄いところは、様々な薬品や合成物質を使わず、単純にアルカリイオン水の持つ電気的なイオンの力のみで汚れを除去することが出来るというところです。このため、対象の物や肌なども痛まず、洗った後も安全に使用することができる他、有害物質が出ないため環境的にも非常に優しいのです。
まとめ
アルカリイオン水は、安全に除菌、清掃効果を発揮してくれるので、とても助かりますね。普段の飲水目的でのアルカリイオン水と洗浄用のものはpHが異なることが多いため、そこは区別して考えましょう。
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