コーヒーとココア、どちらも特有の香りを放ち、心の休息を与えてくれる飲み物です。
いずれもそれぞれの魅力がありますが、コーヒー好きは男性に多く、ココアは女性やお子様まで幅広く好まれています。
両者にはどれほどの違いがあるのか、みていきましょう。
コーヒー豆とカカオ豆の違い
コーヒーの原料となるのは、アカネ科の植物コーヒーノキの種子です。
主な原産地は、コーヒーベルトと呼ばれる赤道をまたぐラインに位置しています。
平均気温が20度以上の、熱帯や亜熱帯気候でないと成育しません。
この豆を焙煎し、挽いて粉にしたものに熱湯を通して抽出します。
豆の種類はアラビカ種・ロブスタ種・リベリカ種の3種で、原産地によってその味わいは異なります。
一方、カカオ豆はアオイ科のカカオの実の種子です。楕円形の大きな実の中にたくさんある種を取り出し、熟成したものがカカオ豆となります。原産地は中央アメリカから南アメリカの熱帯地域に分布しています。
カカオ豆を発酵・焙煎したものからできるカカオマスから、ココアバターと呼ばれる油脂分を取り除いた後、ココアパウダーが出来上がります。
どんな成分が含まれているの?
コーヒーのもっとも特徴的なのは、その効果で良く知られているカフェインの高さです。
19世紀初頭に覚醒作用があるコーヒーの薬理活性成分を分離したことから、カフェイン物質が知られるようになりました。
ココアにもカフェインは存在しますが、コーヒーと比較すると10分の1程度です。
カフェインには思考力や集中力を増す効果があります。
カフェインの摂取を制限される人を除けば、適量を上手に取り入れることで脳の活性化につながります。
ココアはカフェイン以外のすべての成分で、コーヒーを上回っています。
コーヒーには含まれていない鉄分やマグネシウムなど、身体のバランスにかかせないミネラルにも恵まれています。高タンパク質の割には低カロリーな食材です。
また、普段、サプリや注射での接種によるプラセンタでのアンチエイジング効果の高い美容成分の仲間であるポリフェノールも多量に含み定期的に摂取することで、風邪をひきにくくなったりアレルギーを軽減したりする効果がみられます。
どちらを選んだら良いのでしょう?
コーヒーはブラックであればほぼノーカロリーです。
仕事の合間などに眠気を払うために、飲む人も多いですね。
カフェインが多量に含まれているので、薬との飲み合わせや妊婦さん、小さなお子さんなどには向かず、医師からの制限を受けている人もいます。
刺激が強いので、胃腸が弱くコーヒーは苦手という人も多いようです。
一方ココアは子どもからお年寄りまで、誰でも飲むことができます。
カロリーが高いように思われていますが、調整されていないピュアココアに砂糖やミルクを加えても120~150キロカロリーというところです。
気になる人は低脂肪ミルクなどを用いれば、さらにカロリーダウンすることができます。
ココアは栄養的に、生活の中で必要とされるものがバランス良く含まれています。
また身体を温める効果はショウガ以上とも言われ、長時間の体温維持が認められています。
さらにココアには植物性繊維が存在するため、整腸作用にも優れています。
コーヒーとココア。
好き好きはありますが、いずれもリフレッシュ効果が高く、健康に対して良好な影響が知られています。
その時々に合わせて素敵なリラックスタイムが過ごせれば良いですね。
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