キャンドルブッシュはその名の通りまるでキャンドルのような形をした黄色い花を咲かせる熱帯地方原産の植物です。
もともとインドネシアやマレーシアといった東南アジアに自生しており、現在では「食品」として我が国の厚生労働省からも登録されています。
キャンドルブッシュは原産国でも古くから薬用効果のある植物として重宝されてきました。
食物繊維が豊富でポリフェノールも多いため美容効果や便秘解消効果が認められていたのです。
実際にその具体的な数値としては食物繊維がなんとキャベツの12倍も含まれており、ポリフェノールも「クリソフェノール」という特殊な成分ですので下剤に近いレベルの作用があるのです。
また、ポリフェノールには美容効果でもある抗酸化作用があるので高血圧や糖尿病を防ぐ効果もあると期待されているのです。
キャンドルブッシュは主に「お茶」として引用されることが多く、日本人にも比較的馴染みやすい味となっています。
キャンドルブッシュにはSODも?!
キャンドルブッシュには前述した食物繊維とクリソフェノール以外に「SOD」という酵素も含まれています。
このSODとはスーパーオキシドディスムターゼの略称なのですが、なんと活性酸素を体内から除去してくれる効果があるのです。
活性酸素は人間の皮膚や内臓器官といったほぼ全ての部位にダメージを与えるまさに老化の根源的な存在です。
この活性酸素を除去する機能を人間は生まれながらにして持ってはいるのですが、年齢がすすむごとに酵素の分泌量が減少してしまうため老化に抗えなくなってしまうわけです。
キャンドルブッシュに含まれるその他の成分
キャンドルブッシュには他にもタンニンや亜鉛、ケルセチンといったなかなか他の食物では効率的に体に取り込むことが難しい成分を豊富に持っているのです。
ケルセチンとはあまり馴染みの無い成分ですが、これもポリフェノールの一種で高い抗酸化作用を発揮してくれます。
血液サラサラ効果もありますので普段の食生活が乱れている人にとっては最適な健康食品とも言えるのです。
妊娠中は注意が必要
現代人の持ついろいろな悩みを解決してくれそうなキャンドルブッシュですが、一つ気を付けたいのは「妊娠中の女性」です。
実はキャンドルブッシュに含まれているセンノシドという成分は妊娠を維持するための女性ホルモンの分泌を低下させてしまうことがあるんですね。
そのため、妊娠している時だけはこのキャンドルブッシュは口にしないよう注意しなければならないのです。
この記事へのコメントはありません。