ゴジベリーは「クコの実」のこと。中華料理などでよく使われますので、ほとんどの方が一度は目にしたことがあるはずです。漢方薬でも利用されおり、中国では「不老長寿の実」と言われるほど健康効果の高いスーパーフード。
ゴジベリーの魅力
美白やアンチエイジング効果が高い
ゴジベリーには、ポリフェノールやβカロチンなどのカロテノイド、ビタミンCといった抗酸化成分がたっぷりと含まれています。これら成分が、体の酸化を防いでくれたり、シミの原因であるチロシナーゼの働きを抑制してくれるため、老化やシミなどの対策に役立つと考えられています。
女性にとっては万能薬
100種類以上の栄養素を含むといわれるゴジベリー。中国では「不老長寿の実」とも呼ばれ、血行不良による冷え性や肩こり、代謝不良、ホルモンバランスの乱れ、肥満、眼精疲労など、女性に多い悩みに効果的なスーパーフードです。
ゴジベリーの食べ方
ドライフルーツになったものが一般的です。ただ、ドライフルーツと言ってもゴジベリーには「甘さ」がさほどありません。それと風味にもクセがありますので、そのまま食べるよりも、グラノーラなどにトッピングしたり料理に沿えるなどした方が、味や彩りのアクセントになって使いやすいかと思います。
お酒を飲まれる方は、市販されている果実酒にゴジベリーを浸け込んでもOK。お酒が苦手な方でも、市販のハチミツ黒酢などにゴジベリーを入れて「ゴジベリー酢」にすると、毎日続けやすいかもしれません。もちろん、漬け込んだ実は捨てずに食べて下さい。
ゴジベリーの選び方
ゴジベリーのほとんどは、中国で栽培・収穫・加工されたものです。ただし、中国で栽培されているゴジベリーには、大きく2つの品種があります。
ひとつは、「クコ」(学名:Lycium chinense)から採れるゴジベリーで、中国で広く栽培されています。一般的に流通しているゴジベリーは、こちらの方です。
もう一つは、中国のなかでも寧夏地方やヒマラヤ地方など一部の地域でしか栽培できない品種「ナガバクコ」(学名:Lycium barbarum)から採れるゴジベリーです。ナガバクコは「寧夏クコ」とも呼ばれ、標高の高いヒマラヤ地方で栽培された寧夏クコは、最高級品としてセレブなども愛用されています。
そのほか、韓国産のゴジベリーもあります。韓国産ゴジベリーは、中国産と比較して少し粒が大きく、色も濃いものが多いと言われます。
いずれも栄養価に大差はないと考えられますが、品質の面でいえば、寧夏クコからとれるゴジベリーか韓国産を購入された方が安心です。ただし、偽物や産地偽装されている場合もありますので、信頼できるメーカーや販売店から購入するようにして下さい。
一般的なクコから採れるゴジベリーを選ぶ場合も同じで、信頼できるメーカーや販売店から購入することはもちろん、色ツヤが良く、大粒で粒が揃っているもの選ぶようにして下さい。
ゴジベリーの豆知識
女性、特に妊婦は注意が必要
ゴジベリーには、月経促進作用のある「ベタイン」が含まれているため、食べ過ぎると生理不順を引き起こす場合があります。また、ベタインには中絶作用もありますので、妊娠中はゴジベリーを摂取しない方が無難といわれています。