白湯健康法~インドの伝統医学より

アーユルヴェーダ

「自然知性」アーユルヴェーダより

人には「自然知性」というものが備わっています。聞き慣れない言葉ですね。 インドの伝承医学“アーユルヴェーダ”の中でそう呼ばれていることです。

赤ちゃん「自然知性」とは、人がお母さんのお腹の中に受精卵として誕生した時から、さまざまな細胞分裂をしながらそれぞれの形へと形成されていき、最終的に60兆もの細胞となって体が完成し、この世に生まれてきます。あたりまえのようなこの営みは、そうなれと指示しなくて自然に行われていますよね。そうです、その力が自然知性と呼ばれているものです。

確かに受精卵はどうして勝手にそうなって体をつくっているの?と聞かれても、説明しようがありません。アーユルヴェーダでは、その部分を自然知性と呼んでいるのです。








もっというと、その自然知性はすべての人に備わっています。例えばケガをしても、数日すれば治ります。血が出ても止まり、かさぶたができてそれが剥がれるころには傷は癒えています。これは血液の中の成分が、ケガを治しにやってくるからです。そのときあなたは血液に「治しにきて!」と言いますか?もちろん言いませんよね。消毒や傷口の保護はしても、あとは自然に任せますよね。そこが自然知性なのです。

傷が治っていくプロセスは人にも解明できます。しかしそれと同じプロセスを人工的につくり出すことは不可能だそうです。

アーユルヴェーダは、アーユルが「アーユス」と言い、「生命」を意味します。そしてヴェーダは「知識もしくは科学」を意味し、合わせて「生命の科学」という意味を持っています。

ドーシャではここでアーユルヴェーダでいう、自然界や人のからだを成り立たせている、「ドーシャ」と呼ぶ3つの力を紹介します。

「ヴァータ(風)」・「ピッタ(火)」・「カパ(水)」の3つです。これらをひっくるめてドーシャと呼んでいます。 ヴァータは、人でいうと「痛み」として出てきます。 ピッタは「炎症」、カパは「むくみや冷え」です。 こうした症状が出るのは、この3つの要素のバランスが崩れた時で、自然知性の力が弱まり病気など、からだの不調をきたすからです。

人は不調を感じると何かしら手当てのような行動をとりますよね。食べるのを控えようとか、お酒を少なくしようとか…。ちょっとしたことなのに、不思議と楽になったりならなかったりですが、おそらくその時の「ドーシャ」のバランスを無意識に整えようとしているのだと思います。

その3つのバランスは、人のからだに限って言えることではありません。 ここで登場するのが「白湯」です。アーユルヴェーダの本質を知るのにも最適ですが、「白湯」の効果を語るにあたっては必須です。

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